036



desert Rose
(砂漠の薔薇)


b0318351_23521768.jpg

大きさ 直径2.0cm
化学式 CaSO4
Mexico


砂漠の薔薇には
石膏(硫酸カルシウム、CaSO4)のものと
重晶石(硫酸バリウム、BaSO4)のものとがあります。
これは、石膏のもの。

水が干上がることによって結晶ができるので
かつてオアシスがあった証し
とも言われています。

これは産地名の明記はありませんでしたが
特徴からメキシコ産と思われます。

本来は透明で滑らかなボール状の結晶
(例:カナダ産のセレナイトボール)
なのですが
生成途中で砂と混ざるため
砂漠の地域によって色が違うそうです。


収納している瓶

b0318351_23522182.jpg

ナンキンハゼの実と合わせて、
色褪せの心配もない気軽さで
瓶入りのため埃の心配も無く、飾って楽しんでいます。

駒形での鉱物アソビさんの展示会で
砂漠の砂から半分現れるようにして
砂漠の薔薇が飾られていました。

硝子共栓瓶の狭い中でしたが
あたかも砂漠にそのようにあったかのように
その中には小さな世界がありました。

かつてオアシスがあった場所に見られるという
砂漠の薔薇にぴったり。
いつか参考にしたい表現だなと感動しました。

砂漠の砂を入手するまでには至っていませんが
とりあえずで、ナンキンハゼの実を置いてみたところ
これも合うので、このままにしています。




購入日 22/07/12
ミネラルザワールド横浜
(店舗名不明)

☆色見本帳☆
 white



# by coquelicot_bleue | 2014-05-10 23:54 | その他鉱物 北米 | Comments(0)

035



shell opal
(貝蛋白石)


b0318351_22111441.jpg

大きさ 1.9×2.2×0.8cm
化学式  SiO2nH2O
Australia


これは片面が研磨してあります。

b0318351_22111052.jpg


b0318351_22111978.jpg

蝶番?と思われる部分。

b0318351_22112993.jpg
裏面

b0318351_22112543.jpg

写真では遊色がうまく再現できず・・・。


前に出掛けた「石と賢治のミュージアム」にて
作品『貝の火』や
作品『十力の金剛石』からの一文
「いちめんのうめばちさうの花びらはかすかな虹を含む乳色の蛋白石」とともに
白地に遊色の美しいオパールが飾られていました。

その美しい白い石が忘れられず
この光沢と、つぼみの先のエメラルドグリーンの遊色に

b0318351_22112209.jpg
旅の思い出を重ね合わせて購入しました。


貝オパールは、
まず地中に埋まった貝類が化石となり
化石の成分が珪酸分を持った溶液と結びつき
オパールに置き換わったものです。
(オパール化
(opalized))


産地はオーストラリア、という事しかわかりません。

017のようなエチオピア産は近年の産出で
古くから知られる産出国はオーストラリアとメキシコです。
さらに、メキシコ産やエチオピア産は‘火山性’のオパールで、
オーストラリア産の‘堆積性’のオパールと区別されます。

シェルオパールの成長には長い時間が必要で
安定した大地(地震がない等)で、
長期間乾燥し、しかし安定した地下水の供給がある地域であること・・・。
様々な条件に一致したオーストラリアが
主な産地である所以です。
しかもCoober PedyやLightning Ridgeのような内陸で
貝の、しかもオパール化したものが採れるのは
かつて海があり、
安定した古い大地であるからこそ、だそうです。

オパールの遊色は
・球状粒子が規則正しく配列
・粒子のサイズにより光の波長が決まっている
・空孔も光の干渉を起こす
さらに
異なった配列の層が幾重にも重なり
構造が不整となると
光の回折になり、遊色として現れるのだとか。

遊色はその石に独特なもの。
自分のお気に入りの遊色を選ぶ楽しみと、
もともとは太古の貝であったというロマンと。
それが魅力だと思います。


オパールを貝の形に整形して「貝オパール」として売っているお店も見られます。
とくに安いのは要注意。お店の方に確認する必要がありますね。

私も偉そうな事は言えず
これは初見のお店で、
店番のおばさまに石について詳しく聞いたわけではなく
「化石 オーストラリア産」という店頭のポップのみの情報でした。
ラベルはなく(聞いてもいませんが)、
ショップカードぐらいもらっとけば良かったと思ってます…ort。

お店の人と、買おうとする石についてコミュニケーションをとりながら
言われた事をそのまま鵜呑みにせず
自分の知識と照らし合わせるレベルまでになりたいと思います。



収納している箱

b0318351_22111662.jpg

フランス赤十字の切手
春夏秋冬のシリーズのうち、春。


購入日 22/07/12
ミネラルザワールド横浜
(店舗名不明)

☆色見本帳☆
red×blue×green×pearl white




# by coquelicot_bleue | 2014-05-07 22:24 | その他鉱物 アジア | Comments(0)

034



beryl
(緑柱石)

b0318351_23230759.jpg

大きさ 2.6×2.7×2.3cm
化学式 Be3Al2Si6O18
共生鉱物 muscovite(白雲母)
Mt.Xuebaoding
Pingwu Co.,Mianyang Pre,
China



ゴシェナイトとモルガナイトは
他のベリルが六角柱状であるのとはちがって
六角平板状の結晶がみられるのだそうです。
しかし、この四川省にある雪宝頂という山では
アクアマリンも六角平板のものが産出するとのこと。

「ベリル」のラベルでしたので
このページの表題もそのようにします。
言うなれば、
「限りなく透明に近いブルー」でしょうか^^;
ゴシェナイトに極めて近いかな、と
自分では期待も込めて思ってます。

ベリルの仲間は化学式が皆ほぼ一緒で
含まれる微量成分で色が決まると
021で書きました。
無色透明のものがゴシェナイトで、
つまり色を決定する微量成分を含まない
純粋なベリルというわけです。

それにしても
色の薄い透明な鉱物は写真に撮りづらいですね。
影ができないので
写真では形が上手く現れません。



横から。
b0318351_23230957.jpg

六角平板状の結晶が
大小合わせて6個ほど付いています。

b0318351_23232519.jpg

ちらっちらっ、とついている
蜂蜜色の六角形の白雲母がまた可愛らしいのです。

b0318351_23232389.jpg

四川省にある雪宝頂は
岷山山脈の主峰で、標高は5,588m。
パンダ保護区と隣接しているとか。




収納している箱
ベリルの箱
b0318351_23233870.jpg

購入日 04/06/12
(ショー4日目)
東京国際ミネラルフェア
CloudMineral


☆色見本帳☆
clear×honey


【2018.6.13追記】



b0318351_10595923.jpg
b0318351_11000455.jpg





# by coquelicot_bleue | 2014-05-04 00:20 | その他鉱物 アジア | Comments(0)

033



fluorite
(蛍石)

b0318351_23230262.jpg

大きさ 3.2×4.3×3.5cm
CaF2
共生鉱物 水晶
YaoGangXian,
Yizhang,China


オイルを塗って見栄えを良くしたり
オーケン石を黄色に染めたりする独特のお国柄と
私の無知もあり
最初、意図的に整形して
このエメラルドカットのような
形になったのだと思っていました。

b0318351_23230690.jpg

それでも
光が内部で鈍く反射する感じと
紫と青が入り混じる美しさと
共生の水晶が良い雰囲気をかもし出していて
整形物?との疑惑を抱きつつ、
一目惚れ。

聞けば、初日にも置いてあったはずとのことで
隈なく見たつもりでも
見落としていたことに驚きつつ
出会えたことに感謝をしつつ
購入しました。

この蛍石の形について詳しく聞きたかったのですが
奥様がお店番をしていたので
そのときはそのまま去りました。

帰宅後ネットで調べてみると
どうやら天然の形状で、
立方体の面と8面体の面が出ており、
角に出ている面が8面体の面になる様子。
このような形の産地は各地にあり、それほど珍しくはなさそうです。
お店にも、問い合わせてみましたら
天然の結晶であることを教えてくださいました。

八面体が途中で立方体になる。。。
というのをはじめて知りました。

側面1
b0318351_23231121.jpg

側面2
b0318351_23231300.jpg

裏側
b0318351_23231519.jpg

後に購入した「Collector's Guide to Fluorite」によると
「立方体の蛍石が正十二面体に置き換わった」
と紹介されているダルネゴルスク産の蛍石に
形が似ているような気がします。
結晶図もあてはまりますので、そういうことなのでしょう。
(追記:蛍石には様々な結晶面があり、
立方体+八面体のほうが当てはまりそうです。)


何をきっかけに途中で気が変わったのか
何が作用したのか
考えれば考えるほど、天然の造形を面白く感じるのでした。

この日は同じお店で
これまた私ははじめて見た
六角平板状のベリルも購入しました。


収納している缶

b0318351_23232023.jpg
b0318351_23231826.jpg

製糸会社「cartier bresson」の
1900年ごろのメタル缶


購入日 04/06/12
(ショー4日目)
東京国際ミネラルフェア
CloudMineral


☆色見本帳☆
darkslateblue×purple



# by coquelicot_bleue | 2014-05-01 23:44 | 蛍石 アジア | Comments(0)

032




spinel
(尖晶石)

b0318351_18464693.jpg

大きさ 3.0×3.5×1.2
MgAl2O4
on Matrix
near Mogok,
Mandalay,Myanmar


b0318351_18465262.jpg
b0318351_18465530.jpg

八面体の結晶が埋もれています。
磨いたわけでもないのに
ピカピカです。

陽に透かすと
他にも結晶が内包しているのがわかります。

スピネルは赤のほかに
ピンクや青、それらの中間色などがあります。
かつて、ルビーとスピネルは混同されており
「黒太子のルビー」は実はスピネルであることはよく知られています。

b0318351_18464938.jpg

スピネルといえば
白い母岩に深紅の結晶、という
このような取り合わせが良く見られます。
母岩は特に表記が無く
見たところ大理石のようなので、そう思っていました。
こういうタイプのスピネルの母岩を調べたら
カルサイト(方解石)とあり、
大理石ではなくてカルサイトなんだなと後で思っていました。

しかし、知らなかったのですが
大理石というのは
方解石での石材名とのことなので
結局、同一物なんですね。
私が最初見て、
大理石だと思ったのは間違いではなかったようです。

モゴックはルビーやサファイヤの産地として有名です。


収納している箱

b0318351_18465858.jpg

この手書きのラベルがまたツボで
購入の決め手でした。



購入日 01/06/12
東京国際ミネラルフェア
(店名は失念しましたが
ミネラルショーではよく見かける
外国(フランス?)のお店です。)

☆色見本帳☆
red×white



# by coquelicot_bleue | 2014-04-29 18:52 | その他鉱物 アジア | Comments(0)