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emerald
(エメラルド/翠玉・緑玉)

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大きさ 1.2×1.2×0.7cm
結晶 長さ0.7×直径0.25cm
化学式 Be3Al2Si6O18
共生鉱物 pyrite(黄鉄鉱)
Columbia

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ベリル(緑柱石)グループで、
他に、中に含まれる微量成分によって
アクアマリン、モルガナイト、ヘリオドール、レットベリルなどがあります。
化学式はほぼ皆一緒。
純粋なベリルは無色(ゴシェナイト)で
エメラルドは
クロムやバナジウム、鉄イオンが微量含まれることによって
エメラルドグリーンとなります。

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この標本でわかっている産地はコロンビア、までです。

エメラルドは世界各地で産出され
コロンビアが世界最大の産出国です。
私の世代では
コロンビアのイメージはあまり良くないと思います。

コロンビアのエメラルドといえば
ムゾー鉱山が代名詞のようですが
同じボヤカ県には、コスケス鉱山が
首都ボゴタとアンデス東山脈挟んでチボール鉱山があります。
もともと
大航海時代にスペインの征服者が
この緑の石がでる神の山の在り処を原住民から聞き出し
開いたのがチボール鉱山の由来とか。
さらに北のムゾー鉱山の発見と征服へとつながり
その後も新しい鉱山を開きながら
500年近く産出されている鉱脈なのですね。
先住民の時代からこの地ではエメラルドが採れて
大航海時代の抵抗と征服を繰り返し
現代に至っているなんて、歴史を感じます。

ちなみにコロンビアで採れたエメラルドは、スペインを経由し
ペルシア帝国やムガール帝国の王族へ渡り
現在に見られます。

もっと昔の紀元前
クレオパトラもエメラルド好きで
自分の鉱山を所有していたのは有名な話です。
当時はさすがにコロンビアじゃないですよね^^;
調べてみるとそれは
紅海沿岸、シカイトの鉱山で
たしかに古い鉱山跡が見られるそうです。
世界各地の古代紀元前の遺跡で見られるエメラルド製品は
成分と特徴をみるとエジプト産なんだそう。

コロンビアのエメラルド鉱山についてはその後
赤字、国有化、民営化、鉱山オーナーの暗殺、支配権抗争、
マフィアとの利権抗争(ほぼ内戦)等々
血生臭い話が続くのですが
私としてはそちらの方が
クレオパトラや大航海時代の話より
コロンビアの良くないイメージに(残念ながら)しっくり来ます。

いまでは4大鉱山主も和平協定を結んでいるそうで、
っていうか、「和平協定」って・・・^^;
スケールが違うというか、なんかすごいです。
いやはや、今回も勉強になりました。


参考URL
http://www15.plala.or.jp/gemuseum/index.html



収納している箱
ベリルの箱

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ベリルの仲間が増え
カラフルになって行くのが楽しくて
いまではお気に入りの箱です。
この箱を覗くと気分が上がります。


購入日 09/12/11
東京国際ミネラルショー
PARAIBA.COM

☆色見本帳☆
gold×emeraldgreen



by coquelicot_bleue | 2014-03-30 16:31 | その他鉱物 南米 | Comments(0)
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